からたちの花 [diary]
昨日ヴィオラとのコンサート終わりました。
お天気も素晴らしく、たくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました。
地震以降、やはり日本のことが気がかりで、中々集中できなかったのですが、演奏できてよかった。
昨日はお昼の公演でしたので、朝は相変わらずバタバタと。コンサート後も来てくれた友人と食事をし楽しい時間を過ごして、夕方には家に帰れたのですが、突っ張っていたものがふっと切れて、その後長い間ベッドから起きられず。眠たくても、脳はビンビンと覚めて、でも体に力が入らず立てない・・。
病み上がりで、地震のこともあって、コンサートもあったりと、少し疲れていたようです。
遠くにいる私でさえこんな状態なのだから、日本にいる皆さんの不安を考えると、本当に言葉がありません。
地震以降あまり日もありませんでしたし、このコンサートは私たちの主催でもなかったので、募金箱の設置とか、そういう現実的な要望は残念ながら実現できませんでしたが、その中でもできることを、と思い、考えていたアンコールを変更し、北原白秋作詞・山田耕筰作曲の『からたちの花』を、急遽ヴィオラとピアノ用にアレンジして演奏しました。
演奏の前に、ヴィオラのユリが少し話をし、何だか私もこみ上げて涙しながら演奏しました。
ヴィオラの「からたちの花」は、歌とはまた違う世界のもので、深みのある木のあたたかみがそのまま感じられ、人の心に穏やかにささやく、それはそれは本当に素敵な瞬間でした。
コンサート後、涙を流しながら私たちの元にいらして下さった方がたくさんいらっしゃいました。
日本のためになにかできることがあれば、ぜひ言ってほしい。もういてもたってもいられない。
この「からたちの花」は、ドイツでCDは手に入れることはできるのか。
私も来週アメリカのコンサートで演奏したいのだが、楽譜をもらえるか。
など。
本当に本当に嬉しかったです。
この話を聞いた何人かの音楽家の友人が各地のコンサートで弾いてくれるそうで、楽譜を送る手配をしています。
灯篭流しのように、日本のこの素晴らしい歌が世界中に広まり、日本を支える何かに発展してくれることを心から祈ります。
私がなんちゃってドイツ語訳した北原白秋の詞を必死で理解しようとして、想いを共感してくれたユリに大感謝です。コンサートまで数日しかなかったのに、彼は何度も『からたちの花』の歌を聴き、日本語の独特の発音、リズム、フレーズなどを自分なりに見つけてくれました。人間的にも音楽家としても本当に尊敬できる人です。
私自身、実はこの「からたちの花」をよく知らなかったのですが、ふとしたときに聴いて、ものすごく綺麗で日本的で、ぜひドイツでいつか演奏したいなと思っていたのです。でもこういうことで弾くことになったとは・・。
森麻季さんの「からたちの花」がYoutubeで見られます。
お天気も素晴らしく、たくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございました。
地震以降、やはり日本のことが気がかりで、中々集中できなかったのですが、演奏できてよかった。
昨日はお昼の公演でしたので、朝は相変わらずバタバタと。コンサート後も来てくれた友人と食事をし楽しい時間を過ごして、夕方には家に帰れたのですが、突っ張っていたものがふっと切れて、その後長い間ベッドから起きられず。眠たくても、脳はビンビンと覚めて、でも体に力が入らず立てない・・。
病み上がりで、地震のこともあって、コンサートもあったりと、少し疲れていたようです。
遠くにいる私でさえこんな状態なのだから、日本にいる皆さんの不安を考えると、本当に言葉がありません。
地震以降あまり日もありませんでしたし、このコンサートは私たちの主催でもなかったので、募金箱の設置とか、そういう現実的な要望は残念ながら実現できませんでしたが、その中でもできることを、と思い、考えていたアンコールを変更し、北原白秋作詞・山田耕筰作曲の『からたちの花』を、急遽ヴィオラとピアノ用にアレンジして演奏しました。
演奏の前に、ヴィオラのユリが少し話をし、何だか私もこみ上げて涙しながら演奏しました。
ヴィオラの「からたちの花」は、歌とはまた違う世界のもので、深みのある木のあたたかみがそのまま感じられ、人の心に穏やかにささやく、それはそれは本当に素敵な瞬間でした。
コンサート後、涙を流しながら私たちの元にいらして下さった方がたくさんいらっしゃいました。
日本のためになにかできることがあれば、ぜひ言ってほしい。もういてもたってもいられない。
この「からたちの花」は、ドイツでCDは手に入れることはできるのか。
私も来週アメリカのコンサートで演奏したいのだが、楽譜をもらえるか。
など。
本当に本当に嬉しかったです。
この話を聞いた何人かの音楽家の友人が各地のコンサートで弾いてくれるそうで、楽譜を送る手配をしています。
灯篭流しのように、日本のこの素晴らしい歌が世界中に広まり、日本を支える何かに発展してくれることを心から祈ります。
私がなんちゃってドイツ語訳した北原白秋の詞を必死で理解しようとして、想いを共感してくれたユリに大感謝です。コンサートまで数日しかなかったのに、彼は何度も『からたちの花』の歌を聴き、日本語の独特の発音、リズム、フレーズなどを自分なりに見つけてくれました。人間的にも音楽家としても本当に尊敬できる人です。
私自身、実はこの「からたちの花」をよく知らなかったのですが、ふとしたときに聴いて、ものすごく綺麗で日本的で、ぜひドイツでいつか演奏したいなと思っていたのです。でもこういうことで弾くことになったとは・・。
森麻季さんの「からたちの花」がYoutubeで見られます。
Good Job!
すばらしい
by JC (2011-03-18 08:27)
みなさんの言葉、本当に素晴らしい!
想いが伝わってよかったね。
“からたちの花” 想いを込めて世界中に広がりますように。
リクエスト:からたちの花、ブログにアップして!
by しゅりまま (2011-03-18 21:47)
日本の歌をうたい継いできた五十嵐喜芳氏が20年前にお嬢さんとの共演をはじめたコンサートへ何度か行きましたが、いつも最後は会場の人々が声を合わせて歌っていました。
彼が東京交響楽団とともに“思い出の歌”というCDにも録音した“からたちの花”は繰り返し聴いた名唱です。
デュッセルドルフ交響楽団の演奏会でも楽譜が準備できれば、そんな機会を持てるといいですね。
by さとみ (2011-03-19 02:00)
JCさん
ライン河を見ながらの、からたちの花は、思っていた以上の魅惑の組み合わせで、私もうれしくて胸が一杯になりました。
by shuri (2011-03-21 09:18)
しゅりまま
色々とアドヴァイスをありがとう。
からたちの花は、大事に大事にひろがってほしいよね。
色々な思いを乗せて伝わってほしいな。
ブログにアップしたいんですが・・・、
録画録音をお願いしていた友人が、違う方向の電車に乗って、開演時間に間に合わず、音源なしです。あっても、Iphoneのノイズはいりまくりのもの。からたちの花の良さは、まったくわからないので、やめておいた方が・・。汗
by shuri (2011-03-21 09:20)
さとみさん
その、「思い出の歌」というCD、ぜひ聴いてみたいですね。
今回のからたちの花でも思いましたが、日本の歌曲ってほんと素晴らしい・・・。
私今まであんまり知らなかったのが、残念でなりません。
デュッセルでのオケにも、いつか演奏してもらえたらなと思っています。
トランペットでも、今度ぜひ演奏して下さいね!!^^
by shuri (2011-03-21 09:24)