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海に泣かされたその理由 ~南仏プロヴァンス 2 [travel]

南仏二日目には、朝早く起きて、TGVに乗って、アヴィニョンまで足をのばしてみることに。
歌でもあります、有名な『アヴィニョンの橋』も観てきました。橋が完全にないのが、また魅力的。

アビニョ~ン

城壁に囲まれた、雰囲気あるこじんまりした街、とても素敵なところだったのですが、どうやら『シアター・フェスティバル』なるものに重なってしまったようで、街中観光客で溢れかえり、そして仮装をしたいくつもの客寄せの団体が、しつこく絡んできて、更にとてつもなく暑い日。。また、私は前日のなれない海のせいで、体中が真っ赤に腫れ上がり、たまらなくかゆい、痛い・・。日焼け止めをしていたにもかかわらず、やはり肌が弱いのか、日焼けになれていないのか・・。痛いのは我慢できるけれど、かゆいのはほんとものすごくつらかった・・。涙

これで満員電車は、かなり迷惑だろうな

そんなこんなでも、アヴィニョンでは、素敵な帽子屋さんを発見。(うで、赤いでしょ?)
ギャグでこの帽子をかぶってみてたら、隣にいたおばさんに、「トレビア~~~ン!」と言われ、すっかり良い気分に。しかし、この帽子買って、デュッセルドルフに戻って、いつ、どこでかぶれと・・。学校にかぶって行っても笑いものだし。。泣く泣く諦め、写真だけ撮ってきました。いや、でもこれ買ってもよかったかもなぁ。。

プールでは味わえないこの開放感

ということで、アヴィニョンでは、何だかあんまり余裕を持って観光することができず、翌日のイエールのビーチで、子供たちと一緒に泳ぐといった計画も、私の皮膚のために、服を着て足をぴちゃぴちゃさせるだけ。目の前にこんな綺麗な海があるというのにっ!! といって、泳げないことを忘れてみる。

安くてもかなり良い品質

また、yuccaさん宅近くにワイン屋さんがあり、ここで売られているのは、全てそこで採れた葡萄で作られたワインだそうで、白、ロゼ、赤と全て試飲してきました。ワインの工場も見学でき、また案内してくれたオランダ人のおばちゃんが、ものすごく気持ちが良い方で、その話にかなり興奮して、更に試飲なのに結構酔っ払って、ワインとロゼを6本購入してしまいました。(だって、安くて美味しいのだもの。)

定期購入してしまいそうそして、更に購入してしまったのが、これ。→
開けて二ヶ月は持つそうで、いつでも水道のようにワインが注げるという優れもの。ああ危険危険・・。お昼から、いや、朝からついつい飲んでしまいそうです。。笑
このワインも、本当に美味しい。


あっという間の4日間。
結局いけなかった、マルセイユとニース、そしてカンヌとモナコ、更に次回は免許を取って、そのままフランスからイタリアに直行してみる旅も良さそうですね。
ドイツで免許をとるのも、また大変そうですが・・。

ということで、ドイツに戻り、現実に引き戻されましたー。
明日から、フランクフルトの講習会。たくさんのヴァイオリニストと弾いてきます!
そして、そのまま日本に帰ります~!

yuccaさん。素敵な旅を、本当にありがとうございました!!
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海に泣かされる旅 ~南仏プロヴァンス 1 [travel]

ノルマンディーの講習会後、初めて南仏に行ってみました。
ノルマンディーの、比較的穏やかな、清々しい天気とはまったく違う。それはそれは、ものすごく暑く、太陽がとても近くに感じました。日光がとここまで痛いと感じたのは、初めてだったかもしれない。

瀬戸内海とは違うね、色が

パリ・オルリー空港から、トゥーロン・イエール空港まで飛行機で一時間。
(そうそう、オルリー空港は、比較的めんどくさい場所にあって、行かれる方は、どこかの駅からバスかタクシーで行った方が無難だと思いました。全て電車でこなしてみたら、ものすごい疲れる乗り継ぎで、飛行場まででほとほと疲れました。)
今回は、偶然ホームページで見つけた、イエールの隣町にお住まいの、こちらのお宅でホームステイさせていただくことにしました。
大阪出身のとても気さくなyuccaさんに、フランス人の旦那様、二人の子供たち。
子供たちと一緒に泳ぎに連れて行って下さったり、南仏初心者の私にもとても心強く、またヨーロッパ在住同士ということで、色々お話ができたのも、とても興味深い時間でした!

かいほーかんー

一日目は、イエール諸島の一つ、Port-Cro島(ポール・クロ島)に。イエール港から約30分位。ここは、海底から島全体が、国立自然公園に指定されているのだとか。もちろん水着持参(ビキニ)。
でも、残念なことに、初めの船で船酔いし、更に島に着いて、泳げるビーチにたどり着くために、ひたすら登山をしなくてはいけない、そのでこぼこの道にダウン。三十路近いその体力の衰えを痛感しました。まぁでも、折角ここまで来たんですから、なんとか踏ん張ってビーチまで。

意味がわからん、この美しさ海で泳ぐのはいつ振りだろう・・。香川の瀬戸内海ぶりか、、
ということは、もう20年振り・・?
あまりにも久しぶり過ぎて、自分が泳げないことも忘れていました。。笑
頑張ってビキニの水着で海に入ったと思えば、急に水に顔をつけるのが怖くなり、ちゃぷちゃぷと簡単に水と戯れて即ビーチに逆戻り、、の繰り返し。そういえば、私、息つぎができないんだった・・。顔を水に濡らすのも苦手。 嗚呼、何だか急にテンションダウン。。

周りの子供たちも、スイスイと魚のように泳いで、大人もみんな泳ぐのが上手。海中のお魚を見て喜ぶ余裕さえある。せっかくここまで来たのにああ情けない・・。もう悔しいので、10月にドイツ戻ってきたら、体力維持も兼ねて、スイミングスクールに行くことを固く決意。そして、ここの海岸でまたリベンジしよう。

お昼には、港のすぐ近くのレストランで、この島で獲れたという新鮮なお魚。グリルで焼いてオイルを塗っただけのシンプルな魚料理。まっっったく臭みのない魚で、本当に美味しい。しかし厨房を見ていると次から次へと注文が入って大きいお魚が焼かれていく。このペースでやっていって、よく島の魚がいなくならないのものだ。
僕、そろそろ食われるっす。

あとは、食前酒にサングリア、たこの前菜、お魚にあう白ワイン、ソルベのデザート。
・・会計で目が飛び出たのも、このクオリティーだったら納得です。


そして、島でのお土産は、海の中で見つけた、平べったい光沢のある大きめの石。
お刺身やら、お野菜やらがとても合いそうな、食器になりそうな上品な石を見つけました。
これ、食器洗い機で洗えるんかなぁ。。笑
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赤ワイン飲み放題の旅 ~ノルマンディー編 [travel]

フランスから戻ってきました。
まぁ。デュッセルドルフの涼しいこと!37度まで上がって息ができなかった7月初旬がなつかしい。

始めの10日間は、ノルマンディーのセーヌ河のほとり、水車小屋のある小さな村でのピアノの講習会に参加。もう今年で4回目にもなるので、過去のブログにもたくさん写真があるし、今回はあまり写真を撮りませんでしたが、いやはや、いつ行っても素晴らしい気候で、環境で、毎年のことながら、私にとって頭をクールダウンさせるには、もってこいの場所でした。

今回は、教授と生徒のジョイントコンサート的なものに、師であるディーナ・ヨッフェと競演。

横綱くんとスリーショット
(この横綱くんの後姿が、異様に好きなため、あえてこの写真をアップ。私たちは背景です。)

曲は、ショスタコーヴィッチ作曲、二台ピアノのための『コンツェルティーノ 作品94』。
講習前に、ドイツで合わせをやろうと話していたのですが、7月中旬西ドイツで荒れまくった嵐のおかげで、電車が動かず断念。ノルマンディーで本番前に数回少し合わせをし、本番。しかし、とても素晴らしい曲で、本番で弾いていても楽しく、まぁ一回目にしたらマズマズの感じか・・。でも、今まで室内楽しかないですが、ショスタコーヴィッチの曲がレパートリーに増えてくるのは、なんとも楽しいものがありますね。これからもたくさん弾こう。

体も腕前も、師の半分だな

空も本当に高くて、瑞々しくて、デュッセルドルフに引っ越して以来、空を高く見たことがなかったんだなぁと、ふと気がつきました。エッセンの山の上に住んでいたときは、空ばかり見ていたのに。

雲も自由に泳いでいるように見える

あとは、撮ったといえば、戯れた猫たち。ここの猫は、うちのごまと違って、本当に人に好かれるポイントを知っている。うう悔しいほど知ってるんだなー。ああー、ほんとかわいー。

この子、売れる。かわいい。

あとは、これ。
こいつも中々良いやつでした。
食いしん坊で、ちょっと意地悪い子だけど、このピアノとのツーショットは中々のお気に入り。


このピアノ。食える?

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ベルギー名物、小便小僧・・・が [travel]

最終日のベルギーは、夕方のバスの時刻までゆったりブリュッセル王立美術館を堪能。

ものすごく広くて疲れそうだったので、始めに観たいものを調べ直行。ルーベンスやらメムリンクやらブリューゲルやら。二日前にアントワープでも観たはずなのに、新鮮に体や目に入ってくる感覚。昨日の一日がものすごくよかったようで頭もすっきりしてる。やはり連日美術館というよりは、一日間をあけた方がいいんだろうなあ。

ブリュッセル王立美術館楽器博物館と青い脳ミソワッフル最高!バスの中で飲む最後のベルギービール
写真左より 1 ブリュッセル王立美術館 2 楽器博物館 3 ベルギーといえば 4 ビール!

お昼過ぎ美術館を後にして、グランプラス方面へ。一際目立つ建物発見、あとでそれが楽器博物館と判明。うほー素敵~と思い上を見てみたら、なんと青い脳ミソ発見。なんじゃ?後でネットで楽器博物館の画像をいろいろ見てみたけれど、どこにもこの青い脳ミソの存在がない。今でもかなーり不思議なんだけど、これが一体何ものなのかご存知の方ぜひ情報を!
その近くでワッフルの屋台を見つけ、早速腹ごしらえ。これがやば過ぎなほど美味しく激感動。滞在三日間毎日ワッフルを食べたけれど、一番安いこの屋台のワッフルが一番美味しかった!

グランプラス界隈でお土産散策。(前の日にスーパーへ行き、大体の買い物は済ませていたのだけど)そこで見つけた、ここ何年かで最高にツボにはまったお土産。

かわいそうに小便小僧

名物小便小僧が、なんと惨めな・・・。
それも、何故だかベルギーレース屋さんの中でこれを発見。ツボに入りすぎて、笑いが止まらない。これで7ユーロもするんだけど、これは冗談のきく弟分ジュノ君へのお土産にしようとレジへ。

さらにもっとかわいそう

なにもこんな梱包にしなくても・・。
結局あまりにもこのワインオープナーが気に入ってしまったため、急遽自分のお土産に変更。ジュノにはワッフルを。(一応帰ってきて見せましたよ。大爆笑で「こんなお土産嫌だ」と言われましたが。)
ガッツポーズをしたくなるほど大成功だった今回のお土産探し。大満足でバス乗り場のあるブリュッセル北駅へ。もう旅も終わりに近づき、ブリュッセルを名残惜しく思っていたのに・・。

17時発のバスで、またドイツのアーヘンへ。そこからまた大変な道のりで中央駅まで行く予定。そして2時間かけてエッセンの自宅へ。16時40分に北駅に到着し、バス乗り場が分からなかったのでEurolinesの受付へ。印刷されたチケットを見て、黒人のおっちゃんが一言。

このバス、16時30分に出ちゃったよ。
17時のバスなんてない。16時30分だ。」と・・・。

「は?」としか言いようがない。
チケットにちゃんと17時発って書いてあるのに?!そのチケット買ってるのに!??なぜにそういうことが起こるの??わけわかんない!!!
そのおっちゃんがドイツ語が通じることをいいことに、激しく文句を言いまくる。
そしてどうやらそのバスが最終だったようで、もうバスはないと。。
信じらんない・・。またブリュッセルで一泊しなきゃいけないなんて?
ものすごーく機嫌が悪くなってきたわたし・・。

「私はどうするべきなんですか?私はまったく悪くないですよね?」
「ひとつ方法があるが・・。18時45分に出発のバスなら乗れる。」
「それは何のバスなんですか?」
「ドイツ行きのバス。でも、エッセンかドルトムント着だが・・・。」

「・・・・・。 えっ??(この人、今エッセンって言った?自宅のエッセンまで行ってくれるのか??)
 はぁ・・、エッセンですか・・。それは追加料金要りますか?(機嫌が悪い自分を演ずる)
「いえ、いりません」
「まぁ、じゃぁしょうがないですねー。じゃぁ少しでもアーヘンに近いエッセンで・・。」(役者なわたし)

受付を離れ、再び大きくガッツポーズ!アーヘンでの面倒くさい道のりも、アーヘンからエッセンまでの二時間も必要なくなる!そしてまだブリュッセルで一時間以上も時間がある!!!最終日にかなりラッキーな出来事多し。
北駅近くのスーパーへ行き再び物色。このまま家へ直行だと思うと、生活必需品も買えるではないか、ということで、パンやらマヨネーズやらジャムやらミニトマトやらズッキーニやらを購入。なんか不思議な感覚。

そして、無事そのままエッセンの自宅まで辿り着きました。

今回は本当にバタバタとありましたが、とても楽しい旅になりました。
何よりも、久しぶりに旅行特有の神経の使い方、五感を最大限に使い行動できたのがとても気持ちよく、またそれのおかげで、普段見ているものもまた違う色に見えてきた、そんな気がしました。
とにかく、美味しいものばかりのベルギー最高!これに尽きると思います。おススメですよ。
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ブリュッセル食いだおれの旅 [travel]

前日夜8時に寝たせいか、朝6時に自然に目が覚める。
ホテルの窓から見る、まだ薄暗い中のアントワープ・ノートルダム大聖堂も、とても神秘的。

さて、ここから二日間はブリュッセルの旅。
今日は、今回の私の旅の中で、「この日は食う。」と心を決めていた唯一の日。
アントワープ中央駅から、ブリュッセル南駅まで(40分強)移動し、そこでロンドンからユーロスターでいらしていた先生お二方と待ち合わせ。東京と神戸にお住まいの先生。ヨーロッパの、それもまったく知らない地ブリュッセルでの再会にとても興奮し、今日一日が更に楽しみに。


時々笑いかけてくれるのがにくい美味しそうワイルドさではこちらが勝ち大食い部はやはりこの量でしょう
写真左より:1 ゴディバの兄ちゃん 2 ゴディバのチョコ苺 3 チョコ苺(レオニダス) 4 カフェでワッフル

南駅から中央駅に移動し、まずは観光名所グラン・プラスに。(夜の写真は後で)
朝早かったせいか観光客もあまりおらず、のんびり観てまわる。ゴディバのお店では素敵なお兄ちゃん二人が一生懸命串に苺とバナナを刺していた(写真1)。ヘタ付苺が何ともかわいい。(写真2)この苺チョコレートで5ユーロちょっとなり。パリのラデュレで、マカロン一個2ユーロだったことを考えると、まだまだ手が届く。でも私は流れているチョコレートに惹かれて、レオニダスのお店でチョコ苺を食べる。(写真3)ほんのり甘くて美味しい~。苺の酸味とほどよくマッチしてああ幸せ。
カフェでのワッフル(写真4)は、バナナとチョコソースとバニラアイスと生クリーム付のデカ盛りサイズ。前日食べたパン屋のワッフルよりも香ばしく、なによりこのコテコテ感がなんとも言えない。

食べ物屋ばかりが目に付くこれらがドイツにもあったらなあドイツビールはやはり美味しいんだ私なら分けて飲む
写真左より: 1 ギャラリーサンチュベール 2 海の幸 3 ブルージュの白ビール 4 チェリーのビール

ヨーロッパ最古のアーケード、ギャラリーサンチュベールを通り(写真1)、『食い倒れ横丁』の名を持つ、イロ・サクレ地区へ。ここでムール貝バケツ一杯を三人で食べる。もちろんフライドポテト付。これが合わなそうで実は結構癖になる組み合わせ。お昼前だったけれどブリュージュの白ビールで乾杯(写真3)。ドイツビールに慣れてるせいか、結構軽かった。ムール貝はやはり季節のもので、とても美味しかったのだけど、こういう海の幸はドイツにいるとほんと夢にまで出てくるほどの憧れのもの。フランスに行ったときにも思ったけれど、隣同士でどうしてここまで食文化が違ってくるんだろう。。

食べて、飲んで、話して、歩いて・・・。そうやっているとあっという間に時間は過ぎて夜ご飯。もちろんベルギー料理をということで、グラン・プラスのレストランへ。ここでもまたムール貝(もちろんバケツ)、うなぎのほうれん草ソース煮、小エビのクロケットを注文。そして何とも不思議な味のチェリーのビール(写真4)。ベルギー伝統のものらしいんですが、んージュースなんだかビールなんだか・・。飲み続ければまた違った感覚になるのかもしれませんが、ちょっと微妙な記憶しか残っていない。

宝石箱みたいお腹一杯になってレストランを出たら、グラン・プラスはこんな素敵なロケーションになっていました。ここは夜がいいねえ。
南駅まで先生お二人をお見送り。島国イギリスまでわずか二時間とは。そして時差もあるから結局一時間しか経ってないことになるらしい。
先生。ブリュッセルでは素敵な一時をどうもありがとうございました!!

さて、ここからはまた一人旅です。ハプニング開始。
地下鉄でホテルのある駅まで。すんなりホテル(二つ星)も見つかりほっと胸をなでおろしていたら、受付の兄ちゃんが、「あなたはここには泊まれない」と言う。よく理由は分からないけれど、とりあえず同系列のホテルに泊まれるとのこと。そこから歩いて5分位の所にそのホテルはあった。なんと三ツ星!同じ値段で!グレードアップしとるやん!やはりお部屋もものすごく素敵で、扉には「ここは一泊200ユーロの部屋です」と書かれていた。いいのか?4分の1以下の値段なんだけど?

もうテンションMAXで、疲れていたにも関わらずその近辺をお散歩。二時間程夜のブリュッセルを楽しみ、帰って来て23時。シャワーを浴びて寝よーとお風呂場のお湯をひねるが、、出ない・・。水しか出ない・・。もしかしたらお湯になるまで相当時間がかかるのかもと、ずーっと出していたけど、出ない。ずっと冷たい。三ツ星のテンションが一気に冷める。フロントに電話して文句を言うが、雇われのおっちゃんだったらしくわからんらしい。なぜかものすごく機嫌も悪い。「明日の朝8時に誰かを来させるから」と言われたのだけど、案の定8時になっても誰も来ない・・。
朝もう一度電話をしたらホテルの人が来てくれて、「直らないから隣の部屋のシャワーを使え」と言われる。誰にも見られないようにタオル持ってこっそり移動するなんて、バス共同ホテルと一緒やないか。。完全に三ツ星に期待を裏切られる。
がしかし、朝食のビュッフェは予想以上に素晴らしく、パン三種が美味しくて三度もおかわり。
もう文句は言えない。
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今回はハプニングだらけ [travel]

思い余ってお隣の国に行ってきました。ベルギーのブリュッセルとアントワープ。
26日に、ちょうどお仕事でイギリスに滞在していた日本でお世話になっているピアノの先生お二人が、一日の休暇をブリュッセルで過ごすということで、私も便乗させていただきました。私は前日からベルギー入りし、まずアントワープへ。「フランダースの犬」のネロとパトラッシュが、最後に息を引き取ったノートルダム大聖堂のルーベンスの絵を観に。

ドイツからベルギーはバスが出ており、それがなんと往復26ユーロ(3千円位)、そして二時間で着いてしまうという。大陸はすごい。ただでさえ安いのに、私は大学の学生証で行ける最西端アーヘンまで出て、そこからバスでいくという予定。今回は貧乏旅行なのだ。むふふ。でもこの安易な選択が最初から挫ける原因となるのであった。ちなみにバス旅行は初めて。

黒猫に見つめられるとドキッとするのは私だけ?お店で飼い猫ってすごいよな・・問題1:バス乗り場がわからん。
Eurolinesという国際バスを利用したのだけど、アーヘンからのバスは中央駅からではないらしい。住所をGooglemapで調べてみても、中央部からかなり離れている。出発前日穴猿宅でのパーティーで、アーヘンに詳しいアネゴ猿に地図を見てもらったところ、ここが実はやっぱりバス停ではないかと。どうやら高速のすぐ近くらしく可能性は大。一睡もせず、早めの朝5時半に出発。
アネゴ猿から「諦めて中央駅からタクシーで行きなさい」との忠告を受けていたのだけど、とりあえず自力で行ける所まで行って、もし無理ならそこからタクシーを捕まえようと思い、とりあえずアーヘン中央駅から出発。中心部までバスで行き乗り換え。運転手に聞くも早朝で機嫌が悪かったのか、「そんなバス停ない!」という。んなあほな。こっちの方向で合ってるはずやがな、ということで、段々都会から離れるバスに乗る。実は不安一杯。

「Wilmersdorferstr.~」ほら~着いた~と運転手をチラっと横目で見て下車。でもそこはまーったく何もなく人っこ一人いない場所。少し歩いて国際バス乗り場っぽいところ(無人)を見つけ、そこで寂しく待つ。誰も来ない、何も来ない。掲示板に書かれているイギリスからのバスが着く時間になっても何も起こらない。バスも来ない。ベルギー行きのバスの来る時間になっても何の動きもない。そこにいるのは私一人。5分過ぎても何も来ない・・。寒さが染みる。ベルギーに行けずエッセンにトボトボ帰る自分を想像する・・。もうしびれを切らし、あと5分待ってなにも来なければEurolinesの本部に電話してやろうと思っていた矢先、15分遅れでバスがやっと到着。・・生き延びた。

問題2:帰り、国際バスの到着時刻が路線バスの最終後
もうとりあえず今は考えないことにする。
帰りはタクシーにするしか手がないらしい。

二時間強でブリュッセル北駅に到着。お昼間12時。チケットを買って(このチケットでも色々あってアントワープの駅員と言い合う)売店でパンも買ってアントワープ行きの電車に乗る。パンが柔らかくて美味しい~。ドイツと全然違う~。

アントワープ中央駅アントワープ王立美術館絵画修復室ルーベンスの絵

写真左より:1 アントワープ中央駅 2 アントワープ王立美術館 3 絵の補修中(アントワープ王立美術館) 4 ルーベンスの聖母被昇天(ノートルダム大聖堂)

アントワープではあまり時間がなかったので、まず真っ先にノートルダム大聖堂へ。ルーベンスの4枚の素晴らしい絵を観て感無量。もうアーヘンのバスのことも電車のチケットのことも、どーでもよくなる。これは本当に観られてよかった。
ノートルダム大聖堂を出て15時。もう一つ行きたかったアントワープ王立美術館は17時まで。中心部から離れていたし、時間もあまりなかったけれど、とりあえず行ってみて考えようと思いトラムに乗る。こういう時に限って別方向のトラムに乗ってしまう。気持ちは焦るばかり。美術館に着いて閉館まで一時間半程度。迷ったものの観たいものだけ観られればいいやと思い受付へ。禿げたおじちゃんが笑顔で言う。「あ、今日は無料だよ~。」
え?!!!なんと!!??ラッキーな・・。どうやら毎月最終水曜日はフリーらしい。

時間がなかった割には観たいものも観れて満足していたのだが、アントワープ王立美術館の中にはなんと絵画修復室というのがあり、修復師が真剣に仕事をしているところが見られる。これが何とも楽しくてずっと見入ってしまう。それにしてもすごい仕事だわ・・。

閉館まで居座ってその後アントワープの街へ繰り出す。スヘルデ川の方へ行ったり、遠回りしてみたり、行きたい方向へ行って楽しんでいたら段々とお店が閉まっていく。なんとアントワープはお店が18時までらしい。ありえん・・。急いで食料を買い込んで、街を歩きつつお散歩。初めてのベルギーワッフルはパン屋で。チョコレート付。んんー美味しい~。
でも、そんな感じでアントワープの街はさっさと寝てしまったので、私もホテルに戻り20時には就寝。(早)死んだように朝まで熟睡でした。
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憧れのあの地へ。 [travel]

夜の修道院ノルマンディ講習会後パリに少し滞在し、
そして行ってきました、世界遺産の島、モンサンミッシェル。
パリから日帰り旅行としてバスツアーがあるぐらいですが、ここは手作りの旅にこだわる。TGVというフランスの新幹線に乗っていくことにしました。初TGVです。(乗り心地はドイツの新幹線ICEの方がよかった)
昼過ぎにパリを出て、レンヌ(Lennes)まで2時間、(ちょっとここで遊び)レンヌから直通バスで一時間半。ものすごい田舎道を通り抜けます。そしてモンサンミッシェルに到着したのは19時半。少し遅いですが、この時間に行ったのは、本当に正解!!
この時期ヨーロッパは22時まで明るく、夜は観光客もそんなに多くないし、夜景のモンサンミッシェルも見られる。→(23時位の写真)

一人でお砂遊び予約していた島内のホテルに荷物を置き、早速ガンガン散策。島内の修道院などは翌日に行くとして、まずは島の外を一周してみることに。写真をみた時は島の周りは海で覆われてましたが、この時間は潮が引いてたんでしょうか、砂場で人間が歩けるくらいでした。
だから、行けるとこまで行ってやろうと、ずっと島から離れるように歩いていたんですが、段々水分も多くなって足場も悪くなり。。というか履いていたサンダルが泥まみれ・・。そんなことになるとは思わず、トボトボ島に戻り、路地の商店に売られていた35ユーロの(5000円の!)ビーチサンダルに気持ちを奪われつつも、何とかホテルまで戻り、靴丸洗い。ホテルの階段を泥まみれにしたのは私です。ごめんなさい。

恐竜さんよ~そして22時過ぎ、半乾きの靴を履き外へ。一旦島の外へ出て(できるだけ離れて)、素晴らしい夜のモンサンミッシェルの島を堪能し、その後島の中の修道院に行く手前のところで、こんな景色に出会いました。→(さっき遊んでいた島の裏側)
ものすごい深ーーいものと、ものすごい静けさと・・、これにはとっても感動しました。
この海を越えたところにはイギリスがあり、うちの恐竜がいるんだなあと思うと、妙に嬉しくなって心の中で手を振ってきました。

この家族がとっても素敵だったそして翌日は、バスの時間14時半まで島内の修道院に行ったり、おみやげを買ったり、お茶をしたり、ゆったり過ごす。→
島の一番高い塔である修道院は、中から島の下の方を見られるのですが、自分が高所恐怖症だというのを入ってから思い出しました。上る階段で足ガクガク、フラフラ。人が多かったというのもあり、久々に立ちくらみ。余裕なく、中はあまり覚えておりません。

モンサンミッシェルでは、「ガレット」というクッキーが有名なのですが(美味しいのよ)、お土産にと4缶購入。そのお店のレジで言われたお代が超日本語だった!しまった!日本人の店で買ってしまった!!
こういう時、思いっきり悔しくて、とっさに韓国人になりすましてしまうのは、私だけでしょうか・・。

バスの中写ってますが。なにはともあれ、モンサンミッシェルは遠く離れて眺めるのが一番美しいということがわかりました。写真におさめるのも難しい。
この写真は、行きのバスの中でいきなり現れてきた左の巨大な物体に驚きあわてて撮ったもので、写真的には屁のような写真なんですが、近くではなく、こういう図がもしかしたらモンサンミッシェルの一番の美しさではないのかなと、何となく思いました。

それでもここに来るという願いは叶い、夜と昼の両方のモンサンミッシェルを観れたこと。久々に一人旅をしたなという、充実の一泊二日になりました。
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結局体重2キロ増のノルマンディー講習会 [travel]

今年は鴨と仲良しIフランス・ノルマンディでの10日間の講習会、その後にパリ、そしてあの世界遺産の島モンサンミッシェルと、この二週間は本当に夢のような毎日でした。もちろん旅行というのもは疲れるものだけど、今回の旅は自分なりのペースというものもだいぶわかってきて、中々満足度の高い二週間でした。

始めのノルマンディの講習会。今年は二回目だったので、「あなた要領わかってるでしょ」ということで、今年初めて来た日本人の方々への練習室の説明やら、ドイツ語が話せる生徒へのレッスンの通訳(日本語→ドイツ語の通訳は初めてだったので、結構大変だった!)等、始めから事務的なことが多く、慌しかった面もありましたが、何とも刺激的な10日間でした。
今年は、主催者のディーナ・ヨッフェ先生を始め、ポーランドからオルガ・ルジーナ先生、そして日本からは桐朋の須田真美子先生が講師としていらしたわけですが、去年よりも数段に雰囲気もよく、天気もよく、生徒数は倍に増えたのに、なぜだか今年の方がストレスがなかったということに本当に救われました。
真ん中二人がスペース取りすぎ特に今回初めて受けたルジーナ先生のレッスンがとても素晴らしく、人柄も魅力的で、大ファンに。英語もそんなに話せない彼女ですが必死でこちらに語りかけてくれて、シューマン=リストの「献呈」という3分の曲を、一時間もかけて集中的にレッスンしていただきました。彼女にとっても思い入れのある曲だそうで・・。(←右から二番目がルジーナ先生)
この曲に関しては、今回も色々と出来事があったんですが、練習場でこの曲を練習していた時に、ツアーで来ていたドイツ人の旅行者の90歳位のヨレヨレのおばあちゃんが近寄ってきて一緒にこの歌を演奏したりだとか、多くのドイツ人はこの曲を我が心の曲のように思っているだとか、フランスにいるのにドイツ人との接点によって、この曲のことを更に深く、近く、本当にたくさんのことを知ることができました。この曲のおかげです。

今回は、『フランスとドイツ』という隣同士の国なのに、本当にまったく違う、ということを心から感じました。献呈と一緒にドビュッシーもコンサートで弾いてきましたが、これまた面白いことになって、色々な感想を伺えました。・・うーん。その時は色々と(自分の中で)波乱だったけれど、結局は、私はドイツが大好きだ、ということを、思えたのは大きかったかな。かなり掻い摘んでいるので、訳わからんと思いますが、大陸の面白さを感じ、そういった大きな地で発祥した音楽をこれからも続けていく、ということに落ち込み、それでもとっても興奮した、そんな複雑な10日間でした。うん、こういう勉強ができたことに、本当に大感謝。

そして、室内楽狂の私ですが、そこもちゃんと抜かりなくやってきましたぞ!
今回は、プーランクのヴァイオリンソナタと、ベートーベンの7番のソナタで、2人のヴァイオリンの先生に聴いていただきました。プーランクは、とっっってもカッコいい!!今回初めて弾きましたが、ああー全楽章弾きたい!!しかし、違う楽器の先生のレッスンは、本当に面白いですね。日本からいらしていた、今年二回目の洗足大学・水野先生のレッスンの通訳で、ヴァイオリンのソロのレッスンにも立ち会いましたが、「ふーむ、なーるほど」と自分自身で納得してしまって通訳するのを忘れてしまうほど興味深かったです。

マダムも踊るわよ~んそして、極め付けが最終日の夕食後!!

ルジーナ先生が、「折角だから、最終日は連弾でもして楽しみましょう!」ということで、始まった連弾初見大会ですが、最終的には写真の通りダンスパーティーに・・。ポロネーズ、ワルツ、マズルカ、タンゴ、サルサ等など、汗まみれになって踊りました。かなり酔っ払っていたので、テンションMAX!
ここでさすが!と思ったのが、ポーランドから来ていたルジーナ先生の生徒4,5人の子達は、ちゃんと踊れるんですねえ。よくよく聞いてみたら、学校で舞踏は習うのだそう。ツンツン髪の男の子もちゃんと女の子のエスコートの仕方を知っているし、女の子もまー素敵に踊っていました。私のかなり適当な踊りなんて、屁みたいなもんだなと心底感じたな・・

見よ、この凄まじいスピードをその生徒の両親もポーランドから来ていたのですが、彼らはなんとダンスのプロ。ご夫婦でコンクールにも参加されているそうです。彼らが始め踊って相手を変えていくのですが、私も誘われて踊ったけれど、何だか振り回されて終わり、目を回して座り込むという情けない失態に・・。

そして、最後は全員でそろって踊る踊る!!
ピアノやヴァイオリンの生演奏でも踊りましたが、CDでノリノリのを踊ったりで、結局終わったのが0時過ぎ。ビリーよりも汗をかいた気がします。

いやはや、なんとも楽しい最終日でした。

大集合ダンス最後にみんなと離れ離れに帰らなければいけないときは、何だか本当にさびしくて、涙が出そうでした。たった10日間だったけど、たくさん話して、色々な音楽に触れ、最後はみんなでギャーと踊り、この日がいつまでも続いてほしいーと心から願ったものでした。アットホームな講習会だからこそなんでしょうね。
来年もダンスやるなら行きたいなー。(笑
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最近お出かけ好き。 [travel]

セメントのおっさんポリスとウマ最近、色々な場所へ飛んでいるような気がしますが、今回は野暮用で一週間「南の国」に行ってきました。

都会のど真ん中にいきなり現れた、ポリスを乗せた馬。パリ・モンマルトルの壁抜け男南の国ヴァージョンかと思わせるおっさん(生きてるよ)。人々の声も大きく、英語もほぼ通じなくて、頭を抱える事もしばしば。タイヨウの日差しの強いことといったら、もう皮膚が痛くなるくらいの光線で、気温も高く、人のテンションもそれ以上に高い。そして、時間通りは絶対にあり得ない、何事も必ず遅れて始まる。

すごい色の写真それでも、やはりドイツとは違い魚介類が豊富で、またその味といったらジューシーでワイルドで、この名物料理にも大満足。これが二人分で25ユーロ(4000円弱)。手を黄色にさせながらムシャムシャ食べるこの大胆さは、この元気な国にピッタリ!付け合せに出たオリーブがまた最高!!ここのオリーブを食べると、ドイツで安く買うものは絶対食べられないような気がする。そして、オレンジジュースは、必ずその場で絞ったものを出してくれる。このオレンジがタイヨウの力を沢山吸収していて本当に甘くて美味しい。これを飲むと、疲れた身体も一気に吹っ飛んでしまう。

何のデモ?

そして、最終日にお待ちかね(?)のハプニング。バスで飛行場へ向かっている時、反対路線で大きなデモが始まったのだ。赤い紙を大勢の人が持って、何かに向かって叫んでいた。バスは一向に動かない。諦めて次々と人はバスから降りて行くが、重いスーツケースを持っていた私は降りるに降りられない。周りの車は、クラクションは派手に鳴らすわ、車から降りてデモに文句を言いに行く人もいるわで、それをまじまじとバスの中から観戦。そして密かに写真撮影。そして30分その場はまったく動かず、やっと警察が来て、バスだけでも通してもらえるようになった。その時いきなり、デモの集団はバスに向かって殴り蹴り罵声を浴びせ始めた。私の乗ったバスは大きく揺れる揺れる。そのままガラスが割れそうな勢い。こわい。写真なんてその場で撮ってるもんなら、殺されそうだったので、急いでカメラを隠す。そして、バスが先に通れないように前に立ちはだかったおじさんに向かって、乗客の若い女の子が怒り狂って猛烈に怒鳴り始めた。外からと中からと、物凄い錯乱状態のバスの中・・。私一人何もわからず、オロオロ・・。

幸いバスは一時間弱ほどでデモを抜け、飛行機も無事間に合った。
このままガラスが割れて人々が雪崩れ込んでしまうのではないかと、泣きそうになるくらい不安で恐かったけど、どうにか何もなく終わってくれて、ホッ。
最後の最後で見た、この国の恐ろしさ・・。
ドイツではあり得ないこのことが、ものすごくショックな体験になりました。

まぁこういうこともあったけど、この国の代表的美術館、プラド美術館もばっちり堪能。この国特有の色彩と濃さと強さと柔らかさ、そのバランスが素晴らしく魅惑的。
ドイツから二時間強で行けるこの国。またぜひ行きたいものです。
さ、ここはどこでしょ?


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ルイさんでパニック、フランス・パリ紀行Ⅴ [travel]

うっふ~んノルマンディの後は、パリ滞在三日間。

前回、看板事件と捻挫のせいで行けなかった、オランジェリー美術館ロダン美術館に、今回こそは必ず!と誓って行ってまいりました。オランジェリーの、現代的な空間の中の美術館も好きでしたが、人が多い時間に行ってしまい落ち着けなくて残念。日を改めてロダン美術館にも行ってきましたが、ここは本当に最高の空間!天気の良い日だったと言うのも運がよかったですが、お庭もとても気持ちよく、ご飯も食べられるカフェもあり、もうここでずっといたい~~と思って、閉館時間ぎりぎりまで・・。

自然光で照らされるロダンの彫刻を間近で見れて、どっぷり彫刻の美しさと強さに引き込まれました。その中でも、ロダンの弟子で愛人でもあった、カミーユ・クローデルの作品は、もう言葉が出ないほど強く惹かれ、涙ぽろぽろでした。私って、どうやら絵画より彫刻の方が好きみたい。

チーズの香りが食欲をそそるチーズ最高ー!その翌日は、ヴェルサイユ宮殿へ。ここへは行く気ではなかったのですが、泊まらせてもらっていた友人ミズハが、その夜ヴェルサイユでピアノを弾くというので、それを聴きがてら早めに行って観光しておくことに。
さすがこういう所なので、それはそれはとても素晴らしかったのですが、凡人には中々理解できませんでした。前日のロダン美術館の方が狭くてフィットした感じがして好きだったかな。あと、今回初めて「オーディオガイド」というものを借りて、美術館周ってみましたが、中々あれって面白いね。その時の背景やその作品の手法など、素人にはとても興味深かったです。でも、ヴェルサイユ宮殿のガイドは、当たり前なんですがどうも複雑過ぎて、「ルイ○世」が何人も何人も出てきた時は、ほんとどうしようかと思いました・・。指折り数えちゃったりして。。

なななななな生牡蠣~~!上の二枚の写真は、パリのマルシェ(市場)での、チーズの煮込み。こんな大きいお鍋で煮てるからか、めちゃくちゃ美味!ジャガイモや玉ねぎ、ベーコンをチーズで煮てるのだけど、焼きたてバゲットと絶妙な相性で・・・。(あああ・・)
そして右は、パリのラーメン屋で食べた生牡蠣。ノルマンディで10日間もフランス料理を食べ続け、もうフランス料理は当分見たくないという時に食べるラーメンって、どうしてこんなにおいしいものなのか、とつくづく感動しました。そして、ちょっと贅沢してドイツでは食べられない生牡蠣を一個前菜に頼むことに(一個3.5ユーロもする(約500円))。嗚呼・・。生牡蠣って何年ぶりだろう・・。一瞬だったけど美味しかったー。


もう、色々な意味で大感動の日々を過ごせた、フランス二週間。
今回は十分満足な結果になって本当によかったです。
良い感じで生牡蠣にしめてもらって、今回の私の旅はおしまいおしまい~。


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