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ミュージカルの話になると止まらんのだ。 [diary]

昨日は、ウェルデン村動物集団の一部で、デュッセルドルフへお寿司を食べに行きました。とても美味しい日本食レストランで、4人はしばし放心状態。おなか一杯食べたのに、胃がもたれない、むかつかない。隣のちびトラのご飯ももらって、満腹感はあるのに、苦しくない。さすが日本食です。

ところで、話は変わりミュージカルの話。
劇団四季の「壁抜け男」というミュージカルが9月から11月まで行われていましたが、ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか?
私はなんというか、ミュージカルが大好きで、観るのも好きだし、自分で芝居をするのも好き。
小さい頃から学校で劇やミュージカルをするってことになると、いつも立候補して死ぬ気で練習に励みました。
その中でも特に思い出に残ってるのが、小学校時代にやった夕鶴の「つう」と、高校時代のサウンド・オブ・ミュージックでの「トラップ大佐」。
トラップ大佐の時は、本当は「マリア」をしたかったのですが、私がマリアをすると身長的にトラップ大佐をやれる人がいなかったというのもあり、男役に・・。まぁでもそれも結構楽しかったんですが・・。女と家族を守る男の気持ちとは、こんなものなのかなあと、今考えると笑えますが、当時はそんなことも考えていました。

私が21歳の時に、四季のこの「壁抜け男」を観て、心とらわれ、興奮がまったく冷めず、「ピアノやめてミュージカル役者になる!」と四季から色々な資料を取り寄せました。でもその時に話を聞いて下さった四季の方に、「この業界もピアノと同じで、生半可な気持ちではやっていけないんだよ。もうちょっとよく考えてごらん。」と言われ、怖気づいた訳ではないにしても、その時は最終的にピアノを選びました。
でも、まだ役者の道を諦めたわけではないのだ!いつか死ぬまでに一回はまた舞台に立ちたいー!と心のどこかで強く強く今でも思っています。このフォルクヴァンク大学には、ミュージカル科というのもあるそうなので、忍び込んでみようかなーとも思ってます。うふ。

自由劇場9月9日、今回の「壁抜け男シリーズ」の初日だった訳ですが、その前日8日に、公開舞台稽古というものに招待していただき、初めて行ってきました~自由劇場!
この写真は、慌てて撮ったので、ブレブレですが、本当に良い空間だった~。
ゲネプロということで、四季トップの浅利慶太さんもウロウロ、研究生もたっくさん、テレビカメラもぎっしり。一緒に行った、ミュージカル初鑑賞のこいちゃんは、面白いほど顔がこわばってきていました。(笑
「好きな席に自由に座って下さ~い!」と言われたので、いつもなら一万円以上で座れない(座ったことのない)前から三列目に座ることに。
私は座って5年前のことを思い出していました。四季劇場の二階の席に何度も通って、感動して涙して、CD買って、家で歌詞を覚えて、振り付けも覚えて、一人何役もしていたなあ、と。

今回は前回と違って、キャスティングが変わっていた方も結構いて、また私が知ってる壁抜けとは一味違った香りがしました。でも、主演の石丸幹二さんと、M嬢役の佐和由梨さんは、健在!
石丸さんは、ダンディーさが更に加わり、柔らかさも増し、健気で繊細なデュティユルが、とても素晴らしく、佐和さんは、「すごい!」の一言に尽きます。ほんとに素晴らしかった!

ということで、今回も四季が観れて本当によかった。
私も絶対また舞台に立つんだ!という願いも心で再確認し、その興奮覚めやらぬまま、私は「壁抜け男」の舞台となったフランス・モンマルトルに、この度行ってくることにします!!!はは。
行くと決めた時から、ドイツの我が家では、ずっと壁抜けのCDがかかっています。
モンマルトルの丘で画家の歌を歌うのです。そして、M嬢から始まる、あの四声の部分を一人で歌ってくるのです!デュティユルの気持ちになって、壁抜け男の彫刻を拝んでくるのです!

そう、この事が言いたかっただけなのに、こんなに長く打ち込んでしまった・・。

パリにはずっと行きたいと思っていました。高校の友達が向こうに留学しているので、彼女がいる間に一度訪れてみたいなと。
その話をしていたら、ウェルデン村動物集団のガス猿も一緒に行くことになり、行きの飛行機等途中までは一緒です。
飛行機代片道150円。(空港税とかいれたらもっと高いけど)

パリ・一週間の旅。
旅なんて久しぶりだなあ~。
一年半前にイタリアへ行って以来なので、久しぶりの感覚。

さて、今回の旅の目的は、
「壁抜け男ツアー in モンマルトル」
「パリの美術館巡り」
「ドイツでは絶対食べられない、繊細で美味な食事で心からの栄養を・・」
の三本です!(サザエさん風に)

ここをご覧の旅行好きのそこのあなた。
パリの美味しい場所、お薦めの場所などご存知でしたら、是非是非教えて下さい!

あと一週間で出発ですが、それまでにある大事な二つの本番。
これを越えないことには・・。ぅぅ。


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シュリまま

想い出すのは 私が中学3年の夏休みに見た「ウエスト・サイド・物語」
歌やダンスは大好きだったけれど こんなに強烈で悲しくて激しいオトナのミュージカルは初めてで、音楽とダンスに酔い、テーマの深さに泣き、毎日映画館に通って 入れ替え制じゃないのをいい事に パンをかじりながら一日中見てた。。。
それ以来、リバイバル上映の映画も、劇団四季やブロードウェイの上演も ほとんど見て、40回以上は確実に見てるくらい。
人生の中でこういう大きなショックを与えられる芸術に出会えたのは 本当に幸せなこと。考え方まで変えられる。
だから 私は芸術の力を信じる。
芸術を創り上げ 共感できる人間を信じる。
人間って素晴らしいと信じる。
by シュリまま (2006-12-24 16:00) 

shuri

さすが、シュリまま。。
by shuri (2007-01-03 09:55) 

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