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食いしん坊万歳!パリ旅行記Ⅴ [travel]

ジャンヌ・ダルク

パリに初めて行って、ビックリしたことがいくつかあります。

・人も車も信号を守らない。車もちょっとぐらいかすっても気にしないほど運転が荒っぽい。
・人が歩くのが早い。(東京並み)
・天井が低い。(ドイツが高すぎ?160センチもないガス猿ちゃんが何度もブツケタ)
・人が多い。そして治安があまり良くない(場所にもよる)。
・コミュニケーションが取れない?取りたくない?(これは私の言葉が不自由なことも原因。でも、会話だけではない人から感じる「人を好き」という光線が少し弱い。もちろん個人差あり)

いやいや、これは本当に東京都内に住んでいると当たり前なのかもしれませんが、それほどドイツの特にここ「エッセンの片田舎」は治安がいいんだなと改めて思いました。初めての留学先がドイツで本当によかった。それがパリだったならば、きっと早くに挫折していたでしょう。若しくは相当強い女性になっていたかどちらか。

住めば都と言いますが、徒歩15分以内にスーパーもお店もないこの不便な山の上でも、自然は沢山、近所の人とはすれ違えば知らない人でも挨拶。こういう所に馴染んでいると、都会に行っていきなり捻挫とかしちゃうんですかね。
これもまぁ旅の良いところかもしれません。知らないものを見て感じる。
身体が拒否をすればそれだけ身体が感じようとしているだけ。

で、そんなところで、パリ旅行記最終項です。

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★パリ6日目 12月26日(火)

古いシャンデリアノートルダム大聖堂内部出発前の予定では、行きたい美術館が多いので、一日に一つの美術館へ行こうと話していたにも関わらず、ここまで一箇所も行けていません。そんな時に捻挫と、そしてこの日に新たに襲ってきた謎の頭痛とだるさと微熱。もうこれは何かのお告げだと思い、余裕を持ったプランにしました。

初めての場所というのは慣れないもの。第一回目は次からのリハーサル。そう。ポジティブにポジティブに・・・。(涙)

この日は身体が落ち着いた夕方から行動。ノートルダム寺院もあるシテ島へ。
上下の移動が少ないバスを使いましたが、パリではバスがいいですな。外の景色も見られて、バスの荒っぽい運転も体験できて。パリではバス行動をお薦めします。

もうどこの美術館等も閉まっており、ノートルダム大聖堂へ入る。ほほう、ここがノートルダム楽派が生まれたノートルダム。多声音楽の原点はここから生まれたのか(音楽史で勉強)、と考えると感極まる思いでした。

クスクス屋でミズハと。頭痛なのに赤ワイン。シテ島を歩きオペラ辺りをウロウロしたら、かなり調子が悪くなり、家へ。そして近所の美味しい「クスクス」が食べられるレストランへ行きました。
ここのクスクスはおかわりし放題で、そしてものすごく美味しかったクスクスだったのに、調子が悪かったせいで満足に食べられず、無念。
でも、ここのは今までのクスクスの概念を変えてくれました。ぜひもう一度行きたい。

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★パリ最終日 12月27日(水)

この柔らかい生肉が美味しいもう。この日も食に走ることにしました。
パリ市内にある中華街に行って、ベトナム料理のフォーを。
初めて食べましたが、すっごい香り!生のもやしと、コリアンダー等の沢山の葉っぱをどさっと入れ、それとお米の香りがする麺とあっさりお汁。こういう斬新な強烈な味はいいねえ。

そして中国食品大型スーパーへ。美味しいというゆで卵入り肉まんと、その他ドイツでは手に入らないアジア食品をいくつか購入。これで自分へのお土産は、山芋と里芋を含む、地味な食料品ばっかりになりました。

そんな時に、片栗粉がほしいミズハと一緒に棚で見つけた一品。





クノールの鷹栗粉「鷹栗粉」


・・・。



これは、片栗粉なのか、はたまた違う物体なのか・・。
もう、棚の前で大爆笑で、これが結局パリで撮った最後の写真となりました。

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でも、捻挫をしてよかったこともあるんです。
それは、ミズハと沢山話ができたこと。
5年の間に二人に起こった出来事を朝まで話し、お互いの成長を垣間見れて、そしてこれからも刺激し合える友達でいられるというのがわかったこと。それは本当に本当に嬉しかった!
場所は違えど、これからも彼女のことを応援していきたいと、心から思えたのは、捻挫に感謝するたった一つの出来ごということですね。ありがとう、捻挫。

こんなにハプニングのあったパリですが、
実は、また3月に行ってくることにしました・・。(懲りないねえ)
パリから電車で一時間の小さな街へ行ってくるのですが、その帰りにパリのミズハのところにも3日ほど寄って、今回行けなかったオランジェリー美術館とロダン美術館、この二つは必ず行ってくるつもりでいます。(捻挫しなければ)
二週間ほどいる予定なので、今回はちょっとフランス語も覚えてこれたらいいなと野望も。

今度はずっと一人なので、もっと色々なハプニングがありそうです。
でも、もう怪我は勘弁。


コメント(4) 
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コメント 4

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ミミ

その後、捻挫はどうですか?
実は私も12月初めにDuisburgで捻挫をして、そのあと癖になったのか、何度も繰り返しています。
1度はあまりに痛いので緊急病院に駆け込んだり、そして今は添え木を当てています。。。トホホ。。。
あぁ、いつになったらちゃんと治るのだろう・・・。涙
by ミミ (2007-02-15 09:59) 

shuri

▼ミミさん
捻挫そんなにひどいんですか??
私のはゆっくり安静にしていたら、いつの間にか治っていました。
でも、ドイツに戻ってきて二週間くらいは痛かったですけど。
最近、山道ですってんころりんして身体のいたるところにオオアザ作ったり、外科的怪我が多いです・・。恐いなあ。
捻挫これ以上悪くなりませんように、どうぞお大事に。
お互い気をつけましょう・・。
by shuri (2007-02-16 19:12) 

おちあい

鷹栗粉・・・モニターの前で吹き出しました!


.
by おちあい (2007-02-17 23:28) 

shuri

▼おちあいさん

・・ですよね。
見つけた瞬間の二人の間に流れた「間」を思い出すと、今でもお腹がよじれます。
by shuri (2007-02-19 01:53) 

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