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海に泣かされる旅 ~南仏プロヴァンス 1 [travel]

ノルマンディーの講習会後、初めて南仏に行ってみました。
ノルマンディーの、比較的穏やかな、清々しい天気とはまったく違う。それはそれは、ものすごく暑く、太陽がとても近くに感じました。日光がとここまで痛いと感じたのは、初めてだったかもしれない。

瀬戸内海とは違うね、色が

パリ・オルリー空港から、トゥーロン・イエール空港まで飛行機で一時間。
(そうそう、オルリー空港は、比較的めんどくさい場所にあって、行かれる方は、どこかの駅からバスかタクシーで行った方が無難だと思いました。全て電車でこなしてみたら、ものすごい疲れる乗り継ぎで、飛行場まででほとほと疲れました。)
今回は、偶然ホームページで見つけた、イエールの隣町にお住まいの、こちらのお宅でホームステイさせていただくことにしました。
大阪出身のとても気さくなyuccaさんに、フランス人の旦那様、二人の子供たち。
子供たちと一緒に泳ぎに連れて行って下さったり、南仏初心者の私にもとても心強く、またヨーロッパ在住同士ということで、色々お話ができたのも、とても興味深い時間でした!

かいほーかんー

一日目は、イエール諸島の一つ、Port-Cro島(ポール・クロ島)に。イエール港から約30分位。ここは、海底から島全体が、国立自然公園に指定されているのだとか。もちろん水着持参(ビキニ)。
でも、残念なことに、初めの船で船酔いし、更に島に着いて、泳げるビーチにたどり着くために、ひたすら登山をしなくてはいけない、そのでこぼこの道にダウン。三十路近いその体力の衰えを痛感しました。まぁでも、折角ここまで来たんですから、なんとか踏ん張ってビーチまで。

意味がわからん、この美しさ海で泳ぐのはいつ振りだろう・・。香川の瀬戸内海ぶりか、、
ということは、もう20年振り・・?
あまりにも久しぶり過ぎて、自分が泳げないことも忘れていました。。笑
頑張ってビキニの水着で海に入ったと思えば、急に水に顔をつけるのが怖くなり、ちゃぷちゃぷと簡単に水と戯れて即ビーチに逆戻り、、の繰り返し。そういえば、私、息つぎができないんだった・・。顔を水に濡らすのも苦手。 嗚呼、何だか急にテンションダウン。。

周りの子供たちも、スイスイと魚のように泳いで、大人もみんな泳ぐのが上手。海中のお魚を見て喜ぶ余裕さえある。せっかくここまで来たのにああ情けない・・。もう悔しいので、10月にドイツ戻ってきたら、体力維持も兼ねて、スイミングスクールに行くことを固く決意。そして、ここの海岸でまたリベンジしよう。

お昼には、港のすぐ近くのレストランで、この島で獲れたという新鮮なお魚。グリルで焼いてオイルを塗っただけのシンプルな魚料理。まっっったく臭みのない魚で、本当に美味しい。しかし厨房を見ていると次から次へと注文が入って大きいお魚が焼かれていく。このペースでやっていって、よく島の魚がいなくならないのものだ。
僕、そろそろ食われるっす。

あとは、食前酒にサングリア、たこの前菜、お魚にあう白ワイン、ソルベのデザート。
・・会計で目が飛び出たのも、このクオリティーだったら納得です。


そして、島でのお土産は、海の中で見つけた、平べったい光沢のある大きめの石。
お刺身やら、お野菜やらがとても合いそうな、食器になりそうな上品な石を見つけました。
これ、食器洗い機で洗えるんかなぁ。。笑
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ヒデ

初めまして、素人の一般人です(四国の人ではありません)。ブログ拝見させて頂きました。実はこの間(3月20日?)に珠里さんの演奏を生で聞かせて頂いて、その時に演奏されたドビュッシー前奏曲集のオンディーヌ。それを聴いて以降ちょっと取り憑かれている感ありなのですが、なんか珠里さんの弾くピアノに引き摺り込まれる様な不思議な錯覚を起こしてしまいました。(冗談でなくて。。。)もう一度あれを演奏される時なんかあるのでしょうか・・・あったら是非聴きに行きたいです^^暇な時にでも(あるのか?)弾いて下されば・・・
勿論、クライスレリアーナもテレーゼも素敵でした。何が素敵かって、ピアノに思いを込めて真摯に弾かれる姿が他の誰よりも抜きん出てみえましたもの。(音も当り前に素敵でした) あの演奏は私にとって良い思い出になりました。エチュードop.10-1とか最近、あんな風に弾けないかな~とか練習を始めたりしております。(当り前なのですがまともに弾けません)

時に、このページの一番上の写真なのですが、私がこの間見た景色・・・
高松は屋島の展望台から見た高松の海っていう感じですね。空気は全然違うでしょうけれども。。。私もこんな所へ行ってみたいなぁ。
このブログを見ているといろんな事を教えてもらえて凄く面白い(憧れる?)です。ドイツ(や他国)の日常的な部分、決してマスコミの報道なんかでは見る事の出来ない(言い過ぎか?)感性を持った写真や表現などを見られるので素敵です!毎日ハードな日々を送っておられるみたいで、ストレスを抜く為に・・・みたいな感じで、ここに集約しちゃっている様な。。。(勝手に妄想しています、すみません) 体力もハンパない程必要な感じですし。
ソコロフの情報とか教えて頂かなかったら私は彼の存在さえ知りませんでした。(特定の曲を聴いて仰天しました(笑 ) ヘンデルさんにも仰天。(笑

私にとってはこのブログは「ピアノの森」ならぬ「ピアノの山」??みたいな感覚で拝見させて頂いております。ひっそりと応援させて頂きます。どうか音楽の道、頑張って下さい。コンサートとかも都合が合えば是非見に行かせて頂きますね。長文失礼致しました。
by ヒデ (2010-08-12 22:29) 

shuri

大変嬉しいコメントをありがとうございます。読ませていただきました。
最近はまたスランプばっかりで、色々と悩むこともなくなりませんが、色々な方に励ましていただき、まだまだやれております。私一人の力じゃ、何もできないなぁというのが、最近よく思うことの一つです。

南仏の海の写真は、私の母も、「瀬戸内海に似てる!」と申しておりました。松の木もあり(似てただけで違う木かも!)、仰るとおり、何となく向こうに直島(男木島、女木島?)が見えるようです。
でも、なんというか開放感が、日本とヨーロッパでは全然違うように思います。海だけではないですが。

このブログも、できればもう少し頻繁に更新したいのですが、そしてもう少し詳しくドイツの模様とかを載せられればいいのですが、いかんせん7年もドイツにいると、色々と新鮮味がなくなるといいますか、ちょっとダレテしまっていて・・。笑
なので、せめて旅行に行った際には、色々と撮って、ここにも載せたいと思っています。

ソコロフも聴いていただけたなんて、とっても嬉しいです!!
たーくさんピアニストはいますから、私もソコロフが世界一!!とずっと言っていないで(私の中では世界一は変わらないんですが)、視野を広く、他も聴いてみたいと思っているところです。
とにかく、今は色々と吸収したい年頃のようです。笑

そうですね!「ヘンデルのその後」も載せないと!笑


このブログと共に、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
いつかお会いできる日を心から楽しみにしております。
本当にありがとうございました。
by shuri (2010-08-20 23:58) 

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