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こんな時に、パリ旅行記Ⅰ [travel]

パリの猫ちゃん。この子がデブでかわいかった~
旅のハプニングはつきもの。

私、そんなハプニングは大好きです。結局将来語ってしまうのは、そういうハプニングのような気がしますから。
でも、今回のは、ハードでした。
クタクタになって、ドイツに戻ってきました。2日間魂抜けていました。

旅先で捻挫するなんて・・・(涙)
歩けなくなるなんて・・・。(号泣)
ぅぅ。

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超年の瀬ですが、暗い話からいきます。

★パリ初日 12月21日(木)

目標:
1 シャルル・ド・ゴール空港に着いたら、焼きたてクロワッサンを食べよう!
2 ユースに着いたら、ちょっと昼寝をして、昼食を食べて、美術館を一つ周ろう。

前日寝ずに、朝7時のフライトでケルンを出発した私とガス猿(ヴァイオリン・愛媛出身・同い年)は、8時にパリのシャルル・ド・ゴール空港(業界ではCDGというらしい)のぼろい方のターミナル1に到着。(150円の航空会社だったから?)
食べるところを探そうと重い荷物を持ってウロウロしてみるが、どこにもない。探し回って、やっとのことで「Restaurant」の文字を見つけ行ってみたらば、そこにあったのは、『マクドナルド』・・。

夢が崩れかけたところに、なんとなーく後ろに見える「Cafe」の文字。
勇んで駆けて行き、列に並んで買うことに。
「フランス人は、英語をわかっていても話してくれない」と聞くが、それって本当のなのか、こちらもまったくうまいと言えない英語で注文したのに、超ネイティブのフランス語で聞き返された。
何だか、ドイツに留学し始めた時の悪夢が蘇ってきました。

でも、そこでのパンは本当に本当に美味しかった。
ドイツでは絶対味わえない味で感動しました。

こんなに天気がよかったそして、バスでパリ市内へ。
Operaで地下鉄に乗り換え、ユースホステルのある「レピュブリック」まで。ここでの乗り換えも大変。
ユースに着いたのが、12時。良い具合に予定通り。
チェックインをして、部屋に上がろうとしたら、黒人の掃除のおばちゃんに、
「#"'&%$()=$%#"!'&&%!!!!!!!」
・・怒られた。
部屋にはまだ入れないんだと勝手に解釈して、しょうがないから地下のロッカー室に荷物を預けようと、使い方を四苦八苦していたら、
「|~|=)'&&%"##&%'()(=P=))'&!!!!!!!!!」
・・また怒られた。

でも気分はお墓私達は、お腹もへり、微妙に眠く、なぜ怒られているのかわからないしかし怒られていい気分のする人はいないだからちょっと悲しい、ということでもう体力の限界。このまま美術館に行っても素晴らしい芸術品に悪いだけだと予定変更の案を。
地下の暗いロッカー室で地図を広げ、ユースの近くを見回していたら、南東の方角に「ペール・ラシェーズ墓地」を発見。

「よし。この気分は墓だ。ガス、墓に行こう。」
ということで、パリの第一訪問地を、『墓地』に決定。(暗い)

しかし、墓地をばかにしてはいけません。
ここには、ショパンやドラクロワ、マリア・カラスもいるんですから。
ペール・ラシェーズ墓地は、パリにある3つの墓地のうち、最大の墓地。めっちゃくちゃ広いわけです。それにこちらのお墓は一つ一つが家みたいになっていて、日本のと比べて大きい。

ミシェル・ペトルチアーニのお墓ショパンのお墓そこで見つけました。ここの中でも一番目立っていたショパンの墓。お花が沢山飾られていました。

そのショパンの隣にあった!私の大好きなジャズピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニのお墓!!!ガイドブックにも載っていなかったので、まさかあるとは思わなかった!とてもビックリ!でも、まさかショパンの横に並んでいるとは・・。

顔が盗まれたビゼーのお墓ジネット・ヌヴーのお墓「そういえば、ジネット・ヌヴー(若くして飛行機事故で亡くなったヴァイオリニスト)も、パリのお墓に埋まってるんじゃなかったっけな?まぁどこのお墓かわからないけど・・。」と二人で話しながら、汚い小道を歩いていたらば、なんとっ、
アッタ!!
これには本当にビックリしました。道とは言い難い汚い小道の片隅に、ヌヴーはいたのです!二人で大興奮!
「これは、ヌヴーが私たちを呼んでいるんだ!ああやって掃除のおばちゃんに怒られて、落ち込んでここの墓に来たのは、やっぱり運命なんだ!お墓にきてよかった!」と。(単純)

そして、つい先日問題になった、ビゼーのお墓もありました。
本当に顔がない。ちょっと怖かった。

墓地で3時間くらい観光(?)し、カフェでステーキを食べる。ここのデミグラスソースが美味しかった!
そしてユースに帰って、予定外の二時間も昼寝をし、起きたら19時。外はもちろん真っ暗。
ご飯を食べに外に出て・・。パン屋でラタトゥーユ入りのキッシュ(うまい!)を買って食べ、そしてあまいクレープを買って食べ、気分とは裏腹に、胃は大変満足しておりました。

そんなこんなで、ハチャメチャな初日終了。
辛いことがあっても、二人でいると笑って終わらせられるから、心救われました。

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今年は、「腱鞘炎に始まって捻挫で終わる」という、今までほとんど怪我をしたことない私にとっては沢山の初体験の年でしたが、中々楽しく次につなげていける年になったのではないかなと思います。

このブログにコメントをいただき、応援して下さった皆様。
どうもありがとうございました。たくさんの元気をいただきました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、良いお年を・・。


コメント(3) 
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コメント 3

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くま

そのパリの墓地は、私もパリにいた時に行ったよ~!!!私もヌヴーのお墓は偶然見つけて、一人で興奮してました。懐かしぃ~。パリにはまた行きたいなぁ~、と思う今日この頃。

しゅりさん、今年もくまをどうぞよろしく!!!
by くま (2007-01-01 22:28) 

ガス

いやあ、疲れたけど楽しかったね。
今度はちゃんと美術館に行こう。。
グルメな旅もすてがたいけど・・・
by ガス (2007-01-03 06:14) 

shuri

▼くま
あけましておめでとう!くま!
今年もくまに会いたいよー。
早くエッセンこーい。

てか、くま。
一人で墓地行ったの?
それはそれですごいなー。さすがだ。
ヌヴーのあのお墓、やっぱり興奮するよね?みんなそうなんだー。
ヌヴーは自分のお墓を見て興奮している日本人を前にして、どんな風に思っているんだろうか・・。

▼ガス
いやはや。かなりハードだったけど、なんだかんだいって、前半二人で迷いに迷ったことがすごく頭に残ってて、それ以外があんまり思い出せないな・・。
オランジェリーの看板事件は、きっと孫の代にも話してると思う。
次回は、ちゃんと計画をもっと練ってから行こうぜ。
by shuri (2007-01-03 10:01) 

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